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武蔵野文化堂会館漫遊写真館軍人会館(現・九段会館)見てある記
お城などを見るとあまりにも時代が離れすぎていてイマイチ歴史のワンシーンという感じで他人事なのですが、旧軍関係の建物などを見ると結構生々しく感じます。大本営なんかは是非見てみたいと思っているのですが、防衛省の中にある記念館で、しかも予約がいるうえに平日しか見学できません。ではポピュラーなところで(ポピュラーなのか…汗)九段の軍人会館などを見てみるというのも一興です。軍人会館は名のごとくもともと当時の在郷軍人会が建てた宿泊、式場、社交場的な様々な目的をこなすための施設だったそうで、二・二六事件で鎮圧軍の戒厳司令部が置かれた事と占領下の米軍の宿舎となっていた事が、大きな歴史の中の出来事です。今は生々しい名称を改め九段会館となっております。で…なぜここに来たかといえばライブ・サンの資料として軍関係の建物を撮りたかったというそれだけの理由でした。

靖国神社から九段坂をおりて行くと川の向こうに日本のお城のような変な建物が現れます。これが九段会館で旧・軍人会館なのであります。まあお城というよりは大入母屋作りの建物がビルの上に建っているという感じですが。軍が作ったもので似たようなものが他にもあって、それが下の関東軍司令部(wikipediaから持ってきちゃいました)です。これもお城的ですね。軍人さんはお城が好きなのです。ただ軍人会館はイマイチ徹底してお城という感じじゃありませんが。


北側入り口です。城です!悪趣味風にも感じられますが、まあこれはこれで威厳があっていいのじゃないでしょうか。関東軍司令部よりは近代建築と入母屋造りを上手に融合させていると思います。もちろん関東軍司令部の悪口を言っているのではありません。あれは今でも中国の人たちが使っている(中国共産党吉林省委員会)くらい丈夫に作られた歴史遺産です。

とにかく太い柱です。ただのヒサシを乗せるだけなのに仰々しいです。ドアもむちゃくちゃ鋼鉄で無骨です。しかしこれも威厳があると言えばありますね。ロケーションとしてはバッチリ過ぎるくらいです。映画「日本のいちばん長い日」っぽくてカッコイイですね。このシーンが作品中のどこに出てくるか分かった人はライブ・サン通です。何も賞品は出ませんが…。


ここは結婚式場もありますが、ものすごく威厳のある玄関で圧倒されちゃいますね。ここで結婚式をあげたらおいそれと離婚できなさそうです。何か他のストーリーも浮かんできそうなくらい雰囲気盛り上がりまくりました。

ちょっとピンぼけになっちゃいましたが中の様子。現代のビルに共通する匂いが無く、どことなくカビ臭く威圧感のある空気ですが、それがまた歴史の重みとロマンを感じさせてくれます。鹿鳴館の音楽が流れていそうな雰囲気で、もうヘビーです。多くのブロガーが言うような歴史的なウンチクがまったく無くてスミマセン。大きな画像も出ますので漫画の資料にしてください。

東側入り口です。このヒサシはかなり最近のものらしくピカピカでした。すぐ奥に昔のヒサシが見えます。たしかにあんまり重苦しい出入り口ではお客さんも入りづらいですからね。いやしかしレンガ造りの建物は重みがあっていいですね。この建物は大戦中から在りし日の帝都の姿を見続けてきたのだなあ…と思うと感慨深いですね。歴史の生き証人です。生き物じゃありませんが。ちなみにこのシーンも作品中に登場します。さてどこでしょう。

九段会館は東京メトロ(東西線・半蔵門線)の九段下駅からすぐです。私は総武線の市ヶ谷駅からえっちらおっちら歩いてきました。地下鉄が嫌いなので…。

武蔵野文化堂会館漫遊写真館軍人会館(現・九段会館)見てある記

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