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武蔵野文化堂会館漫遊写真館猿島要塞さんぽ

帝国海軍猿島要塞さんぽ

猿島についてのレポートはWeb上でもかなりの数があげられているので極めて簡単に、かつ私なりの視点でさらりと紹介いたします。現存する旧軍の戦跡の中でも首都圏からのアクセスが容易で秘密基地っぽさが魅力の猿島はぜひ一度は行ってみたいポイントです。


※この地図はパンフレットを参考に適当に作ったものなので正確ではありません。

アクセスはJR横須賀駅から徒歩でだいたい20分くらいのところにある三笠公園わきのトライアングルでチケット(大人1200円、子供600円)を購入。その三笠桟橋から猿島までだいたい10分くらいです。朝8:30から夕方16:30までの間に9往復(冬季は8往復)、一時間おきに往復する感じなのでどんなにのんびりしても2時間で回れるところだから昼くらいに出発しても余裕ですね。ただし最終便に乗り遅れると無人島に泊まる羽目になります。時間にスーパールーズな人は食料を買い込んでいくのがベターかな? 

【猿島要塞概要】
縄文式土器や弥生式土器が発掘されたことから古代(7〜8000年前)より人が住んでいたと推測されています。1253年、嵐に合い遭難寸前の日蓮一行の船の舳に白猿が立ちこの島に案内したことから猿島の名が付きました。その後時代は流れ幕末、外国船の脅威から江戸幕府は全国に砲台場を設けますが、猿島に砲台場を築造するのは1847年。ベリー来航の6年前でした。大筒15挺を配備し東京湾防衛に当る予定でしたが、安政の大地震により壊滅的な被害を受け幕府は猿島要塞を放棄します。その22年後の1877年には明治政府のもと帝国海軍の所管となり24cm加農砲4門が配備されますが、その4年後には陸軍省に所管が移り砲台の築造が始まりました。1884年に近代戦でも通用する猿島要塞が完成し、1894年には28cm榴弾砲2門を配備します。しかしまたしても関東大震災による被害から陸軍が放棄、海軍の手に渡ります。そして時は航空機時代を迎え1941年には高射砲5門が配備され海防要塞から帝都の空を守る要塞に生まれ変わりますが、結局は終戦を迎えて要塞としての猿島はその役目を追えたのです。


JR横須賀駅を出るとすぐにベルニー公園があります。ちょっと離れてますが海上自衛隊の船舶を見る事ができます。この日は潜水艦もみることが出来ました。実は始めてみました。でかい!丸い!感動。この潜水艦の後方一帯が米軍の施設です。 その米軍施設に沿って歩いて行くと三笠公園に辿り着きます。大きな東郷平八郎元帥像の奥に記念艦三笠、その右側には三笠に乗るためのチケット売り場がありますが、さらにその奥に渡航するためのトライアングルのチケット売り場と発着所があります。 チケットを買って出発までゲートの前で並んで待ちますので、一人で来る時は時間潰しの容易を。シーフレンド号に乗り込んだら普段は見る事のできない三笠の右舷を見ながら出発を待ちます。連休だと人はいっぱいですねえ。立ち見です。
いよいよ出発。本土を後にします。ちなみにこの三笠桟橋からはもうひとつ『軍港めぐり』周遊コースがあります。約1時間で横須賀基地をじっくり観覧できますが、こちらは不定期なうえに予約が必要だそうです。要確認ですね。今度チャレンジ! おお!見えて来ました!猿島です!って出航する前から見えてましたけどね…。でも短いけれども船旅はええです。風が強いので帽子の人は気を付けましょう。しゃべるとツバキが飛び散る程です。 桟橋につくとすでにバーベキュウをしている人でごった返しております。米兵の家族が賑やかですね。この辺りの石積みは江戸時代のものだそうです。歴史を感じますねえ。
上陸してすぐ左手には管理事務所や休憩所などがありますが、そのすぐ奥に旧軍の蒸汽発電所があります。
今はヤンマーの発電機ですので巨大な煙突は機能しておりませんでした。ここが立入禁止だということは撮影後にしりました。 さて最初の露天掘り幹道からしていきなりキツイです。普段からの運動不足がおもいきり堪えますねえ。しかしながら明治初期のレンガ積みの切り通しを歩くのは何か趣があります。 幹道のあちこちに殺風景にベニヤ板で塞がれた弾薬庫跡が見られますが、これってかなり興醒めなのでなんとかしてもらいたいものです。せめて鉄板でそれらしいトビラを作るとか…。

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